老いる技術

「歳を取れば取るほど、自分の可能性がなくなってしまう」
このように悲観してしまうのは、誰にとってよくあることなのです。
しかし考え方を変えることで、人は何歳からでも年齢関係なく、大きな結果を出せるということを覚えておきましょう!。
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使命感が為す大成
東日本大震災において、多くの人命を救った避難所「佐藤山」をご存じでしょうか。
この避難所は、近くに住む土地の所有者、佐藤善文さん(77)が震災の10年ほど前から、退職金をつぎ込んで1人で造った避難所です。
「津波なんてここまで来るわけがない」そう近隣住民に言われながらも、絶対に津波の避難所が必要だと常々感じていた佐藤さんは、役所に訴えかけ、ついには個人で作ることを決意されたそうです。
「いつかは分からないけど、必ずこの避難所が命を救うことになる」その使命感だけで、長い年月をかけ、そして2011年3月には70名以上の人命救助に寄与することになりました。
避難所を造ると決意されてから、佐藤さんは夢中だったと思います。
そして、そういった夢中・使命感の灯の中に、年齢は全く関係ありません。
以前の私と同じように、皆さんも年を取ることについて、また自分の劣化にショックを受けることがあるかもしれませんが、何かを為す可能性の芽は、決して閉じることはないと肝に銘じておきましょう。
魂は歳を取らない
「生きがいや情熱があれば、魂は歳を取らない」
これはパナソニックの創始者、松下幸之助さんの言葉です。
皆さんは、自分の中に生きがいと呼べるものを持っているでしょうか?
趣味ではなく、生きがいです。
程度としては、自分の残りの寿命を全てそれに注いでもいい、と思えるようなものです。
さて、なぜ生きがいや情熱が重要なのかと言えば、それが皆さんの人生をより良くするものだからです。
「生きがい」があるからこそ、自分らしく生きられる。
寿命を惜しみなく「生きがい」に注いでいるからこそ、人は老いることに納得できるのだと思います。
そして余生が尽きる間際になって、私の人生は〇〇に注いできた、〇〇のために全てを捧げた良い人生だった…このように夢想することでしょう。
松下幸之助さんは、仕事のために全てを捧げ、またその情熱は若かりし頃から微塵も変わらなかったと言います。
つまり内面的な意味では老いていない、科学的な見地からすれば正しいものではないかもしれませんが、少なくとも私は、そう在りたいものです。
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